江幡公認会計士税理士事務所
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2018年09月号 第013回 「『株式会社はとバス』という会社」
はとバスは、みなさん、よくご存知だと思います。今回は、「株式会社はとバス」という会社について書いてみたいと思います。
株式会社はとバスは、2017年6月現在、資本金4億5千万円、売上高173億円、従業員数1,051名と、大変立派な会社です。事業内容は、一般乗合旅客自動車運送事業(都内・近郊定期観光バス)、一般貸切旅客自動車運送事業 (一般団体・募集団体の輸送)、第2種旅行業、ホテル事業 (銀座キャピタルホテル)、自動車整備業、路線バス受託事業、不動産賃貸業と、いずれの事業も相互に関連性があります。会社は、1948年8月14日に、当時、新日本観光株式会社として設立され、翌1949年元旦の成田山初詣のための団体貸切バスが第一号車だそうです。
はとバスの魅力は、企画力だと思います。ホームページを見ると、今話題のツアーとして、世界遺産、富士山エリア、アウトレットなど、現代の国民が親しみやすい内容になっています。つまり、はとバスの企画は、世相を反映したものになっているのです。この点、1960年の企画には、ボウリングとゴルフを同時に楽しむことができる「ボウリング・ゴルフBGコース」という企画があったそうです。実は、ボウリングもゴルフも、日本で本格的に流行するのはその7年後だそうですが、はとバスは流行の7年前に企画していたのですから、先見の明があったと言えます。特筆すべきは、当時のバスガイドさんの行動力です。1960年当時は、ボウリングもゴルフもやったことがないお客さんが多かったため、バスガイドさんがお客さんに対して、ボウリングとゴルフの指導まで行ったそうです。バスガイドさん自身もボウリングやゴルフをやったことがなかったはずです。そのバスガイドさんが、お客さんにボウリングやゴルフを指導したということは、事前に、一生懸命、準備をしたはずです。いかにお客さんに楽しんでもらえるか。その旺盛なサービス精神には、目を見張るものがあります。
はとバスという会社は、今年、創立70周年を迎えました。会社が長く続くには理由があるのです。
江幡 淳
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