江幡公認会計士税理士事務所
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2020年01月号 第029回「立場が人を育てる」
新年あけましておめでとうございます。本年も濃い字シリーズをよろしくお願い申し上げます。
さて、第023回の濃い字で「THE LAST MAN」という概念を紹介させて頂きました。
「THE LAST MAN」(以下「TLM」とする。)とは、「最後は俺しかいない。俺が何とかしなければならない。」という気概で問題を引き受ける、組織の最後の人のことです。
社長は当然にTLMであるはずですが、社長以外にもTLM人材が複数居てくれる組織は頼もしいものです。自分の仕事の意義や目的を十分理解し、自分の仕事の前工程と後工程のことまで意識し、壁にぶち当たっても逃げずに最後まで仕事をやり抜く人は、大変有難い存在です。どうすればこのような人材に恵まれるのでしょうか。
まず、社長の考え方が、社長以外にもTLM的人材が欲しいという考え方であることが必要です。社長がすべてを抱え込むようでは、業容はなかなか拡がっていきませんし、ある意味では人を信用していないことになります。
社長がすべての業務をこなすことはできません。業容を拡げていきたいのなら、人に何かを任せる勇気を持つことです。
次に、勇気を出して、社長の抱えている仕事の一部を、実際に人に任せてしまうことです。初めのうちは、自分がやった方が早い、人に教えるのが面倒くさいと思うかもしれませんが、そう言わず、いっそのこと、手取り足取り教えなくてもよいので、人に任せてしばらくの間放置してみるのもよいでしょう。
大切なのは、実際に人に任せて信じることなのです。
功名心から来るにせよ、危機感から来るにせよ、人は人から何かを任せられて初めて、本領を発揮し、TLMになっていくものなのです。
江幡 淳
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