江幡公認会計士税理士事務所
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2020年03月号 第031回「会社のスコア~貸借対照表~預金」
預金とは、銀行などの金融機関に消費寄託した金銭のことをいいます。
預金には、当座預金、普通預金、定期預金などがあります。
経理面では、現金は、盗難や紛失の恐れがあり、出納と保管の手間が生じますので、できるだけ手持ちの現金を少なくしたいものです。
特に、遠隔地にある事業所の現金をすぐにはチェックできないため、不安がつきものです。この点、預金であれば、銀行振込、口座振替、自動引落などで済みますので、現金の盗難や紛失といった点では安心です。
預金の取引内容や残高を把握するためのものとして、預金通帳と残高証明書があります。
基本的には、預金通帳の取引内容が会計帳簿に反映され、ある一時点の会計帳簿の残高はその時点の残高証明書の金額と一致します。また、会計帳簿と残高証明書が不一致の場合であっても、「銀行勘定調整表」を作成し、不一致の原因が処理の時間的ズレなど合理的内容であり、会計帳簿の方が正しければ、問題はありません。
税務調査においては、帳簿外の預金通帳がある場合は相当疑われます。事業上使用している預金通帳は全て帳簿に載せてください。
また、内容不明な入金は収益の計上漏れ、内容不明な出金は誰かに対する所得と認定されるリスクがあります。
相手先や取引内容が記載されていない場合は通帳にメモ書きをしておき、原始証憑を整えておきましょう。
公認会計士監査においては、会計士自らが「実査」「確認」という手続により預金残高を確かめるととともに、小切手カットオフ、期末日前後の銀行口座間預金振替取引のチェックを行います。
会計士は期末日前後の多額の資金の動きには特に目を光らせています。
江幡 淳
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