江幡公認会計士税理士事務所
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2021年08月号 第048回「血行とキャッシュ・フロー」
健康を維持するためには、「血行」(the circulation of the blood)が非常に重要であると考えています。
世の中には、心身両面に関して、病気と呼ばれる状況がありますが、血行が良くなれば心身ともに状況は改善されると考えています。
主訴に対してそれを緩和する対症療法は時には必要ですが、根本原因を探り根治を目指すことが重要なのではないかと考えています。
血行が人間のものならば、会社にとっての血行は「キャッシュ・フロー」(cash flow)です。昔から、売上代金や仕入代金がキャッシュ決済されるとは限らないので、儲けと手元キャッシュが一致するとは限りません。
例えば、商品を仕入れたが売れずに在庫のまま残っている状態、商品を売ったが売上代金が回収されず売掛金のまま残っている状態は、投資が資金化されて戻って来ず、キャッシュが滞っている状態です。
人間で言えば血行不良です。
会社にとって望ましいのは、なるべく借入などの財務キャッシュ・フローに頼らず、営業活動から十分な営業キャッシュ・フローが得られ、そこから必要な投資キャッシュ・フローを賄うという、キャッシュが円滑に回っている状態です。
会社に資金が足りない場合、借入、増資、遊休資産の売却などを実行しますが、それらは根治ではありません。根治とは、営業活動から十分なキャッシュを得られるようビジネス・モデルを改善することです。
根治するためには根本原因の追求が必要不可欠です。根が深いかもしれません。
江幡 淳
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