江幡公認会計士税理士事務所

                                           

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2021年10月号 第050回「会計学との出会い」 - 千代田区 番町 麹町 半蔵門 税理士 会計士 江幡公認会計士税理士事務所

「濃い字シリーズ」
所長 江幡淳の直筆・経営コラム
2021年10月号

2021年10月号 第050回「会計学との出会い」

 

立身出世の淡い期待
大学に入学して一年が経とうとし、将来如何にして身を立てるべきかを思い悩んでいた頃、大学の友人Sが、公認会計士を目指して既に受験勉強を始めていると言う。それに触発され予備校Tの門を叩いてみたところ、さすがに宣伝が上手い。純粋な若者は見事に宣伝に乗り、入門を決意した。真面目に通って授業を受けてはいたものの、大学生活を謳歌したい気持ちの方が強く、受験勉強一筋という境地には至っていなかった。当時は淡い期待程度の意気込みであったように思う。

T教授との出会い
公認会計士試験の受験生はゼミに入らないというイメージもあったが、大学生活を謳歌したい気持ちが強かったこともあり、ゼミに入る事にした。どのゼミを志望するかを検討した結果、規則が緩く、自由な雰囲気に満ち溢れており、受験勉強との両立がし易いと言われているT教授のゼミを志望する事とした。志望動機が短絡的であり、指導教授に対して失礼だったかもしれないが、当時は同様の者が少なからず居たように思う。T教授は非常に若くして教授となり、ゼミ自体も若いゼミであった。私の代は第4期であり、21名の同期生が居た。

アカデミックな会計学に触れる
予備校Tでの勉強の目的は試験の合格点を取る能力を身につけることである。常にテストが実施され、思うように点が取れない事が続くと、人格が否定されたかのような屈辱感を味わう事になる。段々と試験の難易度が分かってきて萎縮する。そのような中、大学の懸賞論文の存在を知る。懸賞論文であるという点に惹かれた事は否定しないが、それ以上に、自分に対して偽りなく、大学で一応勉強をしたのだという事の証である、論文という証跡を残せるという事に魅力を感じ、挑戦する事にしたのである。そして、論文の御作法伝授から添削に至る、T教授の親身で手厚い御指導の下、論文を書き上げる事ができた。ここで初めて、アカデミックな会計学に触れたのである。

会計道
職業的会計人として二十余年、会計監査(株主に対する会計)、税務業務(税務当局に対する会計)、任意のあらゆる会計(他人に対する会計)に従事してきた。「濃い字シリーズ」が御陰様で第50回を迎えたのを機に、今後とも、会計学を継続的に勉強し、様々な数多くの会計実務に従事することにより、兜の緒を締め直し、会計における心技体、すなわち会計道を究めていきたいと希求する。

濃い字シリーズ第050回の節目に、ご多忙の中、三田山上から特別に寄稿してくださったT教授に、心から感謝の意を示すとともに、心身ともに健康で、これからも会計学の御研究で御活躍されることを熱望する。

江幡 淳

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