江幡公認会計士税理士事務所
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2023年03月号 第067回「数字に魂を入れろ」
商工会議所ホームページには、「簿記は、企業規模の大小や業種、業態を問わずに、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。簿記を理解することによって、企業の経理事務に必要な会計知識だけではなく、財務諸表を読む力、基礎的な経営管理や分析力が身につきます。また、ビジネスの基本であるコスト感覚も身につきますので、コストを意識した仕事ができるとともに、取引先の経営状況を把握できるために、経理担当者だけではなく、全ての社会人に役立ちます。」と、とてもよい事が書かれている。
キリスト教の根底にある労働懲罰説とは異なり、なんやかんや言って労働神事説の日本人は、仕事に対する定性的な価値を有する。
それを踏まえた上で言うが、自分で手を動かすか否かにかかわらず、経営者たる者、簿記をナメない方がよい。
数字がビジネス・モデルを表現する。
ちゃんとした数字が分かってこそ、自分のビジネスの過去・現在・兆しが分かる。
原始証憑をスキャナで取り込んだり預金データを流し込んだりして仕訳を自動で起こす事には便利な面はあるが、それで終始すると失うものが大きい。弊事務所は文明の利器を比較的活用している方だが、それはあくまで手段である。
大切なのは、簿記という技能をナメず、数字に魂を入れることだと考えている。
江幡 淳
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