江幡公認会計士税理士事務所
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2025年01月号 第089回 アトリエソン(有)村越正明社長 特別記念「鳥獣りは、新しい当たり前」
江幡さんと知り合って顧問をお願いしたのは、私が脱サラして小さな会社をつくり運営が軌道に乗った二〇一〇年頃でした。その頃の私は大切な当たり前を顧みず走り続けていました。
二〇一五年秋、私はジョギング中に突然倒れて入院しました。脳出血による右半身麻痺…生きていただけでも幸運だったのですが、それまでの当たり前の多くを瞬時に失ってしまいました。危険な状態を脱すると、すぐにリハビリが始まりました。
病院には同じような患者達と献身的な病院スタッフがいて、皆、大変なはずなのに笑い声すら聞こえるほど明るくて…リハビリした誰かが少しでもよくなると皆が喜びました。そのひた向きな姿が、鳥や動物の姿に重なって見え、私もその中に居ました。
これが「鳥獣りは」の始まりです。
その日から私は麻痺した右手指のリハビリを兼ねて、次々に見えてくる鳥獣たちの絵を描くようになりました。それが「面白い」と、病院内で評判となると嬉しくなり更に描きました。
「絵を描く生活」という子供の頃からの夢が、皮肉にも還暦の年に大病で失った健康と引き換えに叶いました。発症から五ヶ月…私は何とか歩けるようになり退院しました。甘くない後遺症のため、仕事を大幅に減らし、その時間を使って描く絵が少し売れるようにもなりました。
病気で失ったものは、重大なものでした。しかし、家族や友人、住みなれた家と環境、木々、草花…失わなかったものの大きさを知りました。そして“絵”という新しい当たり前を大切に、走らずゆっくり歩いていこうと思います。
アトリエソン有限会社代表取締役 村越正明
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