江幡公認会計士税理士事務所
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2025年06月号 第094回「預金通帳だけで経営管理ができるのか?(05)」
今回のテーマは「棚卸資産」(以下、「在庫」と言う。)である。
製造業をイメージして頂きたい。製造業には、製品企画から販売代金回収まであらゆる業務フローが存在する。
製造業を地道に何十年も継続してきた企業に対しては、会計士として、心から尊敬する。
是非、目をつぶって、具体的な映像が浮かぶまでイメージして頂きたい。
A社は製品Xを見込生産で製造しB社、C社に卸売りをしている。原材料αを仕入れ、製造工程に投入し、人や機械が加工する。
完成すれば製品Xになり、未完成であれば仕掛品Xとなる。
A社は製品XをB社、C社に販売しB社、C社に運ぶ。B社は製品Xを小売店D社(最大手)、E社、F社に販売する。C社もB社と同様である。
A社、B社、C社、D社、E社、F社の事業は順調であった。
ところが、最大手D社の業績が悪化した事に伴い、B社の業績も悪化した。
資金繰りに窮したB社は、もはやA社から製品Xを仕入れる事ができないばかりか、A社に対する仕入代金の支払いもできない。A社はピンチである。
特に、今後B社に販売予定であった製品Xと使用予定であった原材料αが大量に滞留している。
製品Xは売れなければ資金に転嫁せず、原材料αに至っては製造工程に投入され製品Xとなり販売されなければ資金に転嫁しない。
在庫は、生産計画、販売先の信用調査など、検討すべき事項が沢山ある。
江幡 淳
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