江幡公認会計士税理士事務所
〒102-0082 東京都千代田区一番町23-2番町ロイヤルコート801
東京メトロ 半蔵門線 半蔵門駅 5番出口 徒歩1分
東京メトロ 有楽町線 麹町駅 3番出口 徒歩6分
受付時間
|
10:00~17:00
|
---|
定休日
|
土曜・日曜・祝日
|
---|
2017年09月号第001回「肌感覚の数字」
6月2日に、押上にある「来来来(みらい)」という中華料理店にふらっと立ち寄りました。食べ終わったころに隣のお客さんに声をかけられたのをきっかけに、その店の大将とも話をさせていただきました。
押上で店を始めてから50年以上たっているとのことです。糖質制限をしている身ですが、チャーハン、餃子、極太麺のタンメンは、どれもいい味をしていました。常連さんがいつもいる、昔ながらの中華料理店です。
大将曰く、「スカイツリーの経済効果は全くない。」とのことでした。私は、「あれ?そんなわけはないだろう。ご謙遜を。」と思いましたが、そう思うこと自体が間違いというか、浅はかだったのです。
大将曰く、「東京タワーの時を見てるから。東京タワーができるって言うんで、こぞって、大門とか芝に店を出したり、店を改装したりする人がいたけど、今は残ってないでしょ。だから、うちは、スカイツリーができるってわかっても、店を改装したり特別なことはしないんだよ。」
大将は肌感覚で数字がわかっている、と思いました。
店の売上、材料費、その他の経費、季節性、景気などが肌感覚でわかっているから、投資計算(=投資をしたら何年で回収できるか)をすぐできるのでしょう。客の入りや競合などのマーケティングもやっているのです。
そういえば、客の行動をチラッチラッと確認しているなど、細部にまで気配りの利く方だったし、何よりさわやかなとてもいいお顔をしていました。
50年以上続く企業には、続く理由があるのだと思いました。
江幡 淳
お問合せ・ご相談は、お電話またはフォームにて受け付けております。
メールでのお問合せは24時間受け付けておりますので、まずはお気軽にご連絡ください。
受付時間:10:00~17:00
定休日:土曜・日曜・祝日