江幡公認会計士税理士事務所
〒102-0082 東京都千代田区一番町23-2番町ロイヤルコート801
東京メトロ 半蔵門線 半蔵門駅 5番出口 徒歩1分
東京メトロ 有楽町線 麹町駅 3番出口 徒歩6分
受付時間
|
10:00~17:00
|
---|
定休日
|
土曜・日曜・祝日
|
---|
2024年04月号 第080回「古いものも新しい」
イタリアのある老舗大衆食堂の店主は、「今のままの形でずっと店を残したい。そうすれば、いつか新しいものになる。」と言う。
これは、「新しいものもよいかもしれないが、昔からあるものを続けていれば、時代を超越する価値を帯びてくる。」という事であろうし、「近代主義はほどほどにしなければならない。」という近代主義への警告でもあると理解した。
近代主義とは、「合理化、科学、技術、人智を超えた概念の軽視」を特徴とする思想であると今のところ理解しているが、行きつくところ、際限がない。
例えば、現代はそれが無いとデスクワークに支障をきたすほどにパソコンが普及したが、便利な反面、様々な健康被害が生じている。
一方、50年前の会社の各人のデスクにはパソコンが無く、資料作成は手書きで大変だっただろうが、パソコンに起因する健康被害は無い。
さて、パソコンが有るのと無いのとで、人間にとってはどちらが幸福か。
近代主義に慣れてしまうと、進化し続ける事、新しい事が当たり前の事となるが、たまには立ち止まる事も必要ではないかと思われる。
そして、暫し立ち止まったならば、決して善悪や優劣などの二元論で語るのではなく、自分の知識や能力が及ぶ限り多面的に検討すべきである。
江幡 淳
お問合せ・ご相談は、お電話またはフォームにて受け付けております。
メールでのお問合せは24時間受け付けておりますので、まずはお気軽にご連絡ください。
受付時間:10:00~17:00
定休日:土曜・日曜・祝日