江幡公認会計士税理士事務所
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2024年01月号 第077回「情報分析と教養」
令和6年は大変な幕開けとなった。
能登半島震災、羽田空港飛行機事故、ニューヨーク市ルーズベルト・アイランド爆発、北九州飲食店街火災、西新宿マンション火災、田中角栄邸火災、エプスタイン・リスト公開など、枚挙に暇がない。果たしてこれが日本の正月か。
ある識者は、情報分析は、裏情報ではなく、公開情報のみを基に行うべしと言う。
たしかに、裏情報は出典が明らかにされないのだから、信憑性は別にして、何でもありになってしまう。
一方、公開情報は、信憑性は別にして、誰でもアクセスが出来る正統性ある情報である。
そして、公開情報を鵜呑みにせず、公開情報として発信された事の意味、公開情報として発信されない事の意味を、あらゆる観点から分析する事が重要なのである。
公開情報を基にあらゆる観点から情報分析を行うには、幅広い教養を備えていなければならない。理系、文系などと言っている場合ではない。
自分なりに、本学と末学、リベラル・アーツ的な教養体系確立を心掛けたい。
また、「頭」だけではなく、「身体性」を保持しておきたい。
表面の事に圧倒され、実は大変な事が起こっているという事を認識できていないケースがあるからだ。
しかし、情報分析と教養は目的ではない。自らの本分に精進するための手段にとどめておくべきである。
江幡 淳
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