江幡公認会計士税理士事務所
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2017年11月号第003回「物事を伝えるということ」
筆圧が強くて字が濃い。顔が濃い。濃い字シリーズ。
「この人に、どうしてもお伝えしたい。」ということがあります。
そのような場合、みなさんはどのようにしますか?
こんなことを言ったら嫌われてしまう、ここまで言ってしまったらしつこいと思われてしまう、他人がこんなことを言うのは迷惑ではなかろうか。どうしても、相手の反応を気にしてしまいます。
しかし、相手が家族だったらいかがでしょうか。本当に伝えたいことがあったら、とことん伝えるのではないでしょうか。例えば、子供が大学受験に失敗してふさぎこんでいる。ふさぎこんでいるだけでなく、どうも自暴自棄になっている。そんな子供に対し、母親が、子供にしがみついて、子供の体をゆらしながら、とくとくと、人生の尊さを説く。たぶん、こうなるのではないでしょうか。
何か物事を相手に伝えたい時、相手の反応を気にしてしまうのは、ある意味、自分のエゴです。自分が傷つきたくないので、傷つかない理由を求めるのではないでしょうか。
このことは、仕事の上でも同様ではないでしょうか。家族の例のように、物事を伝える時は、本当に相手のためを思って伝えたいです。または、本当に会社のためを思って伝えたいです。
最近、節税に対するアドバイスを求められた際、私は節税のアドバイスをしませんでした。節税よりも何十倍も重要なことがあると思ったからです。私は、経営者のため、会社のためを思って、今後も仕事をしていきたいと思います。
江幡 淳
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