江幡公認会計士税理士事務所
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2022年04月号 第056回「制服」
制服を採用する組織には、軍隊、事業会社、学校がある。殊に学校制服については、賛否両論があるが、2021年の調査によると、高校生の8割が制服に賛成しているという。
学校制服は、戦後民主化(?)による校内自治尊重、安保闘争を背景とした学生運動を経て、廃止する学校が出てきた。
いわゆる自由や自主性を重んじるということなのだろう。しかし、制服を無くすことで、本当に自由で自主性のある生徒が育ったのだろうか。
効果測定は難しい。
また、自由や自主性を議論する際の論点として、なぜ制服なのか。
制服を論点とするならば、制服の効用についてはどのような議論をしたのか。ポイントは制服か私服ではなく、実は、制服の効用なのではないか。
制服とは一種の「型」である。型をしっかりおさえればこそ「型破り」ができる。
制服の歴史やデザインを理解し、制服を型通りに着こなせるようになったら、スーツもさらりと格好よく着こなせる。
一方、私服は難しい。世の中に私服があふれているだけに、必要なトレンドを取り入れつつ一貫性のある着こなしを確立するのが難しい。
必要なトレンドを取り入れつつ一貫性のある着こなしをするとは、ビジネスを継続することと同じである。
ビジネスは継続が難しいのである。
江幡 淳
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