江幡公認会計士税理士事務所
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2021年04月号 第044回「大切な小さな会社」
どんな業種でも、上場するような大きな会社は、やはりすごいです。
黒字か赤字かは別にして、売上高が大きいので、人をたくさん雇えますし、広告宣伝費をたくさんかけられます。
小さな会社は売上高がそこまで大きくないので、大きな会社の戦術はとれません。
しかし、通常は、大きな会社を追い越せっこないので、頑張って張り合う必要はありません。
小さな会社にとって大切なのは、必要とされた時に常に在ることです。在りさえすればしめたものなのです。しかし、この在ることが難しいのです。
既存契約、商品、サービス、仕入、外注、事務所などを維持しなければなりません。既存契約は10年もすればなくなる可能性がありますので、新規契約は常に獲得しなければなりません。
また、10年もすれば環境が変わるので、自分のビジネスの変革や改善が必要となります。
また、小さな会社は、自分のビジネスの価値をじわじわと上げていけばよいのです。急激に売上高を伸ばす必要はありません。逆に、急激に何かを変えようとすると激しい副作用が出るので危険です。
小さな会社が常に在るためには、会計をきちんとやることです。
会計をきちんとやるとは、公私混同をやめ、なるべく税金を払うようにすることです。なるべく税金を払うようにするとは、利益をしっかりと出し、税引後の資金を会社に残すことです。
そして、自分の大切な小さな会社を世の中に知ってもらうために、自分なりに発信をすることです。
江幡 淳
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