江幡公認会計士税理士事務所
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2021年06月号 第046回「model」
某都市の再開発の様子を眺めていると、インターネットの討論番組で某氏が何度か述べていたことが思い出された。
要するに「進歩主義一辺倒は危険である。」といった趣旨のことであったと思う。
進歩主義という思想は、簡単に言えば「常に型を変えていく」思想である。
「型」とは「model」である。現実の生活の中に様々なmodelがある。
都市、車は分かりやすい例であろう。
都市については、どうしても日本と欧州を比べてしまう。日本と欧州とでは、そもそも建物に対する考え方や歴史的背景が異なり、政財官の考え方も違うと思われるので、そう単純でないことは承知している。
しかしながら、欧州や中東に見られるように、旧市街と新市街とを分けて、歴史のある建物をしっかりと残すことはできなかったのだろうか(今後の研究課題だが、日本という国は、そもそもスクラップ・アンド・ビルドの国なのかもしれないとも思う)。
車については、1980年代の日米欧のモデルチェンジの周期が、日本4.6年、米国8.1年、欧州12.2年というデータがある。
1980年代は車にまだまだ個性のあった時代であり、前述の都市開発の例とあいまって、とてもうなずけるデータである。
特に欧州車の個性は光って見えた。
しかしながら、近年の欧州車のモデルチェンジの周期はもっと早いようなイメージがある。意識する市場の影響によるものと推察している。
①時間をかけないと手に入らないもの、②人が頑張らないと手に入らないものは尊い。
マウンティングをするならこの2つでやるのがよいと思う。
ビジネスモデルにおいても、変えねばならないものと変えてはならないものの峻別こそが、経営者の腕の見せ所である。
江幡 淳
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